誰でも、人生のどこかの時点で、 緊急事態に直面したことがあると思います。 「あぶないっ」 「なんとしてでも、助けたい」 「しくじれば、立場が危うい」 それは”脅威”です。
その脅威のおかげで、意志の力は最大限にひきだされ、
自分自身でさえも信じられないような力を発揮することができます。
超人的な強さの離れ業をやってのけたり、
並外れた決意の強さを見せることができます。
下敷きになった子供を助けるためにお母さんが車を持ち上げたり、 老人が幼子のために川に飛び込んで救助したり 自分の国を守るために・・・と、兵隊として自らの命を犠牲にしたり・・・
この意志の緊迫状態は、幸せな瞬間には生み出されないものです。
ショックや恐れ、怒り、そして、苦痛・・・
つまり心の傷を伴うような出来事により生み出されているのです。
私たちのこころは、無意識に
<過去に経験した出来事>と<今という瞬間>を結びつけます。
ハリー・パルマー氏は、アバター:意志のミニコースの中でこう書いています。
残念ながら意志に満ちた行動は多くの場合、 心に傷を残した過去の出来事と結びついているため、 私たちは個人的に意志を行使することは避けるように学習しているのです。 そうした連想が強くなるあまり、心の傷となった以前の出来事に関連した 身体的・感情的現象(苦痛、筋肉の緊張、恐れ等)は、 現時点で個人的に意志を行使する場合にも結びつき、再現されるのです。
どうやら、私たちは、自分の身体や心といった意志の力を使うことは、
苦痛を伴うものだと、無意識の中で結びつけているようです。
意志の力を使う=苦痛、恐れ
苦痛や恐れからではなく、幸せで満ち足りた状態や、未来に向かってポジティブに
<意志の力>を使うことはできないのでしょうか?
寝る前に決めたたったひとつのこと・・・
朝5時半に起き 、ジョギングに出かけよう!
たったそれだけのことが簡単にはできません 。
自分で決めた約束を破り続け、
結局、自分が一番自分を信じられなくなってしまう・・・
その悪循環をどうやって止めることができるのでしょうか?
緊急事態の<あの>感覚が伴わない中で、意志の力を使うには、
もっと別の原動力〜モチベーションとトレーニングが必要です。
もっと辛抱強く、もっと慈しみ・優しさにあふれ、もっと意図の高い意志の領域。
それを目覚めさせることができれば、心の苦痛に満ちた連想を認識し、
コントロールし、それを超えることができるようになります。
そして、自分にとってやめたい悪い習慣から自由になるまで、
習慣からの渇望に耐えることができます。 プライベートレッスンの「意図的に生きるというタオ」で ハリー・パルマー氏はこう書いています。 (前略) 正当化の数は圧倒的ですし、感情にもひどくやられますが、 良い知らせは、その苦しみを味わい愛でて 最初の数歩を無理にでも進むことができれば、 あとは楽になっていくことです。 楽になっていく・・・それを経験したいですね! 意志のトレーニングは、アバターエクササイズの中で深く探検する領域です。 それを、垣間見ることのできる 自分の意志をコントロールする力を回復する「意志のミニコース」 PDFをご希望の方は、こちらからお申し込みください。く
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